はじめに
この作品は、アーケードで稼動・・・していたシューティングゲーム「斑鳩」を元ネタとして書いています。
そして、微妙なギャグてんこ盛りです。
かつ、他のシューティングも混ざっています。
斑鳩自体がわかっていれば楽しめるとは思いますが、他のシューティングゲームもわかっているとより一層楽しめます。
それでは、駄目小説の世界へ、あなたを誘い(いざない)ましょう。


Capter:0 「斑鳩」前編
天角壊滅から数日後……朽ち果てた組織の跡地で、残骸や残された部品をかき集め、黙々と飛鉄塊を組み立てる森羅の姿があった。
撃墜されたのも当然だろう。機体の性能の違いや、アヒャりながら操縦をしていたこと。それらが今になって一気に森羅へと帰ってきたのだ。
死に場所を探しているわけではない……しかし、生き残ることを考えているわけでもない。やり場のない衝動は燃えかすのようにくすぶり、鬼のような形相として表れる。
それはまさに、今にも「悪い子はいねーがー」と人様の家に押し入りそうな表情であった。
「自由」……そんな具体性の無い「平和」を望むことが禁制とされる世の中において、今やこの男の目的は行動を正当化するための言い訳でしかなくなっていた。

やがて、夜も明けようというころ、森羅は整備を終えた飛鉄塊「白鷺」に乗り込む。
もちろん、気持ちよく乗るための「麻薬」は忘れてはいない。

森羅(何を焦っている?……いや、焦ってなどいない……アヒャっているのだ……しかし……あー…モウダメダー!アヒャヒャヒャヒャ!逝クゼゴルァ!!アヒャヒャヒャヒャ!!)
静かに動力を始動させ、ゆっくりと飛び立つ。このあたりは、さすが森羅、というべきだろうか。アヒャっていても操縦は正確だ。
上空800メートル、警戒網を越えた「白鷺」に鳳来の飛鉄塊が攻撃を始める。
森羅は、そのたぐいまれな腕前とアヒャっていることが手伝い、性能の低い「白鷺」を乗りこなし、敵機を次々と撃破してゆく。

森羅(なぜ、俺は戦っている?……自由に生きるためだろう?……だが、俺はどこへ行こうとしている……?…アヒャるために戦っている。そうじゃないのか?…わからない…)
突如、その眼前に鳳来の武将「浅見 影比佐(アサミ カゲヒサ)」の仏鉄塊「烏帽子鳥(エボシドリ)」が現れる。
浅見「天角の生き残りか……たった一人でここまで来るとはな……」
森羅「だからどうした!貴様らとは命の賭け方が違うんだよ!!」
浅見「……青いな……」
森羅「俺は色白だ!!」
戦闘に入った森羅は、浅見の攻撃を巧妙にかわし、有利に、かつアヒャな戦闘を進めているように見えたが……、
浅見「フッフッフ、なかなか良い腕をしている。ならばこれでどうだ?」
「烏帽子鳥」から五本の光弾が放たれ、アヒャったような曲線を描きながら「白鷺」の方へと向かう。
森羅「誘導弾!?しかも向こうもアヒャっているだと!?」
「白鷺」は「烏帽子鳥」から放たれた誘導弾の直撃を受け、大破。煙を吹きながら落ちていく。
目には目を、アヒャにはアヒャを。浅見は森羅がアヒャっていることを予想していたのだ。
森羅「くそっ!」
浅見「若造、単身でアヒャるとは勇敢な事だが……麻薬は乱用するものではないぞ」
森羅「寝言をっ……まだ終わったわけじゃねぇ!」
浅見「フッ……生きていたら、また会おう。アーッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャ!!!」

浅見は、落ちていく「白鷺」を見届けることなく飛び去ってゆく。


Chapter:0 「斑鳩」 後編へ進む
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はい、前編終了です。どうにもアフォな(アヒャな?笑)小説を書きたくなり、こんな小説を書いてしまいました。
斑鳩ファンの人はすいません。
もっとも、私もファンですが。アヒャヒャヒャヒャ!!







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